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2023年09月18日
診療トピックス
診療トピックス 「便潜血陽性といわれた」「便に血が混じる」「便秘がひどい」「便が細くなった気がする」
1つで心当たりがあれば、大腸内視鏡検査を受けましょう。
「便潜血陽性といわれた」
「便に血が混じる」
「便秘がひどい」
「便が細くなった気がする」
これらの症状がある場合、大腸癌の可能性があるため、大腸内視鏡検査をうけることがすすめられます。
まず、大腸内視鏡検査をうけることで、大腸癌があるかどうかがわかります。
大腸癌がない場合でも、大腸ポリープがみつかり、大腸ポリープを切除すれば、大腸癌の予防につながります。
大腸ポリープは、大腸癌の前駆病変（癌を引き起こす可能性のある病変）といわれております。
米国のNational Polyp Study（NPS) Workgroupからの報告では、
良性の大腸ポリープで多い腺腫性ポリープを内視鏡的に切除することにより、大腸癌になる罹患率を76-90%も抑えることができた。( Winawer SJ et al. N Engl J Med 1993; 329:1977-1981）
さらに、53%の死亡率抑制効果を得られたと報告されております。（Zauber AG et al. N Engl J Med 2012; 366:687-96）
「便潜血陽性といわれた」「便に血が混じる」「便秘がひどい」「便が細くなった気がする」
1つで心当たりがあれば、大腸内視鏡検査を受けましょう。
文献
・Winawer SJ et al. N Engl J Med 1993; 329:1977-1981
・Zauber AG et al. N Engl J Med 2012; 366:687-96
文責 院長 幾世橋佳
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